約束したこと

2011-09-30

そうして彼女と二人で受ける初めての講義が終わる頃、
「もしよかったら来週のこの時間も一緒にこの講義受けませんか?
私この講義はひとりで受けてて、今までさぼってた分もあってテストもちょっと心配なので・・・
もしよかったら・・・。」
そう彼女が言ってきました。
僕はなんだか利用されているような気もしたのですが、彼女とまた会えるということを考えると
利用されているような気がするのもどうでもよくなって、迷わずOKをしました。
そして講義が終わって僕と彼女は別々の講義に別れました。
それ以来次の月曜日までは、お互い会うこともメールすることもなく一週間を過ごしました。
もちろんこのことをTに報告しました。
するとTは一瞬複雑な顔をしたような気もしたんですが、
「なんか順調じゃん。このまま上手くいくといいな。」
そう言って僕にマックをおごってくれました。
そして次の週の月曜日僕はいつもより早起きをして、シャワーを浴びて
いつもより入念に髪をワックスでセットして、鼻毛が出ていないか入念にチェックして
講義に向かいました。
正直少し不安でした。本当に彼女がいるのか。
しかしそんな不安を抱く必要はありませんでした。
彼女はちゃんと前と同じ席に座っていてくれました。
そして僕が彼女のほうにいくと、僕のためにとっておいてくれたという席の上に置いていた自分の荷物を
どけて僕に「どうぞ」と微笑みながら言ってきてくれました。
僕は彼女のそんな心遣いに心を打たればがら、そんな感情が顔にでて変な表情にならないように
平静を装って彼女の隣に座りました。

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