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デートの約束をこじつけた
僕は勇気を振り絞って彼女にいいました。
「あの・・・。テスト終わって時間ができたら二人でどっか遊びにいきませんか?」
そう言うと彼女はなんの迷いもなく「いいですね!どこに行きます?」
そう返事をしてくれました。
僕は彼女のあっさりとした反応に拍子抜けしつつ、心の中でガッツポーズをしました。
そしてそこから勉強会は思い切り脱線をして、二人はテスト後のデートのプラン立てに夢中になっていました。
そして彼女はこんなことを言ってきました。
「私海に行きたいです。」
僕は驚きました。海=水着!!そんな破廉恥な発想にいたってしまった僕の脳内では、
初めてのデートで男に水着を見せるとは・・・。
なんだかそんなことを考えてると自分のほうが恥ずかしくなってきて、表情に出てしまいそうになりましたが
そこはぐっと我慢しました。
そして断る理由もないので、テストが終わって一週間後の日曜日に彼女と海へ遊びに行くことにしました。
その日は結局海の話でもちきりになり、あまり勉強は進まないまま勉強会を終わりにしました。
その日あたりから、彼女と少しずつメールをするようにもなり少しずつ彼女との距離が近くなっていったように思います。
そして、それからはテストまでは自然とお互い勉強に集中するようになり、何事もないまま
テスト期間を迎えました。
彼女と一緒の月曜日の講義のテストのとき、彼女とすれ違う時に
「はやく海・・・いきたいですね!!」と彼女は満面の笑みで僕に言ってきてくれました。
勉強会をした日のことを覚えている
その日も彼女と途切れ途切れ会話をしながら、講義を受けていました。
すると彼女から講義の終わりにこんなことを言われました。
「もうすぐテストじゃないですか?もしよかったらいつか一緒にテスト勉強しませんか?」
僕はおもいもよらないお誘いに驚きましたが、せっかくの彼女とのチャンスを無駄にする理由もないので、
のでOKをしました。
そして彼女と来週の火曜日の夕方からマクドナルドで勉強会をする約束をすることに成功しました。
僕はもしかしたら彼女と今、良い感じなんじゃないかと若干淡い期待を抱きつつ、サークル活動をしたり
Tとご飯を食べに行ったりしたりと平凡な毎日を過ごしながら約束の火曜日を迎えました。
約束の火曜日彼女とマクドナルドで待ち合わせをして、彼女と勉強会を始めました。
今さらながら、彼女はとてもきれいな字を書きます。
少し丸まっていますが、とてもきれいな字です。
そんなところにもひかれたりしていました。
今までは講義中にしか会ったことがなく、少し気を使って話さなければいけなかったので会話も途切れ途切れでしたが、
このときは人目を気にする必要もなかったので、彼女と心おきなく話すことが出来ました。
特に気を使うわけでもなく、自然体で彼女と接することが出来てどんどん彼女への思いは募っていきました。
そして僕は一世一代の勇気を振り絞って彼女をデートに誘いました。
まぁまだ付き合っていたわけでもなかったのでデートと呼んでいいのかは分かりませんが、
とにかく僕は彼女に少しでも近付きたい一心で彼女に言いました。
約束したこと
そうして彼女と二人で受ける初めての講義が終わる頃、
「もしよかったら来週のこの時間も一緒にこの講義受けませんか?
私この講義はひとりで受けてて、今までさぼってた分もあってテストもちょっと心配なので・・・
もしよかったら・・・。」
そう彼女が言ってきました。
僕はなんだか利用されているような気もしたのですが、彼女とまた会えるということを考えると
利用されているような気がするのもどうでもよくなって、迷わずOKをしました。
そして講義が終わって僕と彼女は別々の講義に別れました。
それ以来次の月曜日までは、お互い会うこともメールすることもなく一週間を過ごしました。
もちろんこのことをTに報告しました。
するとTは一瞬複雑な顔をしたような気もしたんですが、
「なんか順調じゃん。このまま上手くいくといいな。」
そう言って僕にマックをおごってくれました。
そして次の週の月曜日僕はいつもより早起きをして、シャワーを浴びて
いつもより入念に髪をワックスでセットして、鼻毛が出ていないか入念にチェックして
講義に向かいました。
正直少し不安でした。本当に彼女がいるのか。
しかしそんな不安を抱く必要はありませんでした。
彼女はちゃんと前と同じ席に座っていてくれました。
そして僕が彼女のほうにいくと、僕のためにとっておいてくれたという席の上に置いていた自分の荷物を
どけて僕に「どうぞ」と微笑みながら言ってきてくれました。
僕は彼女のそんな心遣いに心を打たればがら、そんな感情が顔にでて変な表情にならないように
平静を装って彼女の隣に座りました。
理由
なぜこの講義にいるのか?なぜ僕が一人でこの講義を受けていることを知っているのか?
僕は彼女に聞いてみた。
すると彼女から意外な答えが返ってきた。
「私、この講義いつも受けてましたよ?」
そんなはずがない。初めて君と会った日から僕は君のことをいつも探していたのに。
なんてことをバカ正直に言えるはずがないので、僕は不思議そうな顔をしていた。
すると彼女が何かに気付いたように「あ!」と声をあげて、
「私いつもはこの講義、遅れて後ろのドアからこっそりはいって来てるんです。
この講義出欠取らないし、私朝が弱くて(笑)そして、一番後ろの席に座るんです。
だから○○さんは私のこと見たこと無かったのかもしれません。」
そう言って微笑んでいた。
なるほど、と思いながらこの子ちゃっかりしているなぁと考えていたら
またひとつ疑問が浮かんできた。
いつも遅れてきているのなら、なぜ今日は講義の開始時からいたんだろう?
僕は彼女に聞いてみた。
すると彼女は一瞬戸惑ったような顔をして下を向いた。
そして慌てて少し大きな声で「ほら!そろそろテストが近いじゃないですか!だからちょっと不安になって
頑張って起きてきました。」
と言ってきました。
すると教授が彼女の声に気付いてこちらをぎろりと3秒ほど睨んで、また板書をし始めました。
僕と彼女は一瞬凍りつきましたが、教授が板書をし始めたのをみて今度は教授に聞こえないように
声を抑えて二人でこそこそと笑いあいました。












